障害のある方と仕事(25)

どうも、ナカボンです。

前回記事では、「消費者はコストとベネフィットを比較してベネフィットが上回れば購入する」と書きました。

このコストとベネフィットそれぞれの視点から授産製品を見てみます。

(一口に授産製品と言っても幅が広いので、多くの割合を占める焼き菓子や雑貨小物で考えます。)

もちろん人によって意見が分かれるところではありますので、私の個人的な意見としてご理解ください。

 

最初はコストです。

価格の点で行くと実は「お買い得」なことが多いと思います。

何故かと言いますと、授産施設が主な販路としているバザー等のイベントでは、来場者が事前に想定している価格帯が低いので、それに合わせて極力低廉な価格に設定せざるを得ないのです。(工賃向上のためには良いこととは言いづらいですが)

問題は買うための手間です。

先ほども書いたように、授産製品の主な販路はイベント販売で、ネット通販やスーパーマーケット等への卸売りは殆どありません。

地方自治体が支援してショップを運営していることはありますが数が少なく、気軽に手に入るとは言い難い現状があります。

 

これらが授産製品を買うコストです。