車いすバスケのこれって⁉㉓

今週は、バスケットボール用車いす(バスケ車)の「座り方」についてご紹介します。

 

車いすバスケットボールは障がいのある方も健常者の方も車いすに座ることでみんなで一緒に楽しめるスポーツです。

その中で、障がいのある選手が車いすに座るときには、膝の高さがとても重要になってきます。

大きく分けて3つになります。

①座っている座面よりも膝を高く上げる座り方

②座っている座面と膝の高さを同じにする座り方

③座っている座面よりも膝の高さを低くする座り方

それぞれの役割について

①の膝を高くして座ることで、上半身の可動域は狭くなりますが、その分上半身のブレが少なく座位のバランスを安定させる役割があります。

主には障がいの重い選手がこの座り方をしています。

②の膝の高さと座っている座面を同じにすることで、上半身の可動域が広がりプレーの幅が広がります。

おもに①よりも障がいの軽い選手がこの座り方をしています。

③の膝の高さを座面よりも低くして座ることで、立ってる状態に近くなり上半身の可動域が②よりもさらに広がります。

おもに健常者や障がいの比較的軽い選手が座っています。

これら①②③のなかでも自分の身長や障がいの度合いにあわせて「数センチ単位」や「ミリ単位」で調整している選手もいます。

 

皆さんが車いすバスケを観戦または体験される際には、膝の高さや座り方などにも注目してもらえればと思います。

 

フォースタートでは、学校訪問や自主体験を開催しています。

興味のある方は、ホームページのContactからご連絡いただければと思います。

 

タイミク