どうも、ナカボンンです。
ここ最近は「企業による障害者雇用」を中心に記事を書いてきました。
今回はまた「作業所」をテーマにしたいと思います。
そもそも作業所での仕事やものづくり(授産活動)はどのように始まったのでしょうか?
「障害のある方と仕事(2)」で紹介しましたが、作業所は障害のある方の保護者や支援者が日中活動の場として作り上げてきた歴史があります。
その中で、せっかく集まったのであれば何か活動したい、少しでもお金を稼ぎたい、施設運営の足しにしたい、訓練をしたいなどなど、様々な理由で授産活動は始まりました。
今でも、ある作業所は就労に向けた訓練としての性質を重視し、ある作業所は重度の障害のある方でも活動に参加できる点を重視し、ある作業所は売り上げによる工賃アップを重視しというように、作業所により授産活動に取り組む目的と姿勢は異なっています。
この事実が、全国的に平均工賃額が伸び悩む原因の一つではあるのですが、だからといって一概に否定されるものではないと思います。
多様な作業所が存在していることで、どのような障害がある人でも活動できる作業所を見つけられる、福祉の基盤が形成されているのです。