前回に引き続き、普段日常で使用している車いすとバスケットボール用の車いす(バスケ車)の違いについてご紹介します。
違った部分がいくつかあるので数回にわけてお伝えしています。
今週も見た目で違いがわかる部分「転倒防止がついている」ことについてご紹介します。
バスケットボール用の車いす(バスケ車)には転倒防止用のキャスターと呼ばれる小さいタイヤがついています。
転倒防止とは、言葉の通り転倒を防止するためについています。
現在は、標準装備として一体型になっていますが、約20年ほど前(西暦2000年頃)は付けていない人が多く追加の部品として車いす業者さんに頼んでつけてもっていました。
当時は、後ろに倒れないように車いすをコントールする感覚も必要で、うしろに倒れそうなときには前に体重をかけて防いでいました。
現在は、転倒防止ができたことによって背もたれをつかったプレーができるようになりプレーの幅が広がりました。
例えば、背もたれに体重をのせることで走行中のスピードを原則させることができたり、右方向に曲がりたいときに右側の背もたれに体重をのせるとことで手を使わずに曲がれたりもします。
まだまだ背もたれを使ったプレーがありますので、体験会などでも実際の動き方を体感してもらえればと思います。
次回は、普段用の車いすには、なぜ転倒防止がついていないことあるのかをお伝えさせていただきます。
タイミク